ビッグデータ時代を牽引する “Beacon x ナンバープレート”の最強マーケティングツール


これまでプッシュ通知やナビゲーション機能といったBtoCでの活用法が大きく取り上げられてきましたが、Beaconが「O2Oマーケティングの切り札」と呼ばれているのは実店舗や施設内での行動をトラッキングし、データ化できることに起因します。先日取り上げたBeacon Analyticsもそうですが、ビッグデータ時代を生き残るカギとなるのはこれまでに知りえなかった詳細な顧客データの管理と、それを活かした正確なマーケティング戦略です。
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そんな時代を牽引するかもしれない新たなマーケティングツールが、株式会社駐車場綜合研究所(PMO)が開発した「Parking Analyzer Future」です。

ただの駐車場案内ではない。施設全体の効率化に繋がる先進的システム

普段あまり意識することはありませんが、駐車場は車で訪れる人々にとっていわば「施設への入り口」です。店先にBeacon端末を置くことはこれまでのBeacon施策において基本中の基本でしたが、駐車場に置いているという例は意外にも多くはありません。これは、これまでのBeacon施策が各店舗ごとに行われていたことが大きな要因で、施設全体としてBeaconを活用する場合、駐車場にBeacon端末を置くことは当然といえるでしょう。
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Parking Analyzer Futureはどこに駐車したかだけでなく、車の入出庫時間・在庫時間をリアルタイムで把握でき、曜日別・時間帯別の稼働状況まであらゆるデータを取得しているため、施設全体の業務効率化につなげることができます。

オープンデータを利用して車の登録エリア情報を取得し、商圏分析までできる

ただ、ここまではあくまで施設内での話。Parking Analyzer Futureの真のすごさは、車番認識カメラを活用した膨大なデータから施設外でのマーケティングにも活用できる点です。駐車場の入り口に設置した車番認識カメラからナンバープレートの番号を読み取り、そのデータから車の登録エリア情報を取得して「どの地域からどれくらいの人が来ているか」をリアルタイムで把握することが可能で、このデータを活用すればどの地域への広告戦略が成功しており、どこに改善の余地があるかをデータで分析することができます。
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最適な情報を最適なタイミングで送る

また施設内にもBeaconを設置しておけば「どの地域の人が、どんなお店を回ったか」という情報まで取得することができるため、広告効果の測定や、より正確で詳細なペルソナの設定などが可能です。さらに「地域 x 訪れたお店」の傾向がわかってくれば、その地域から来た人に対して最適なプッシュ通知を送ることもできます。

例えば「東京都渋谷区渋谷」から訪れている人々の80%が駐車後まっ先にあるお店に行っているというデータがでていれば、「渋谷区渋谷」から訪れた来客が駐車した時点でそのお店までの道のりや情報をプッシュ通知し、ユーザーにとって「最適な情報」を「最適なタイミング」で送ることもできるでしょう。
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O2Oだけじゃない、企業全体のマーケティングに影響を及ぼす有益なデータを取得

Beaconで「どの店舗を訪れたか」という情報を取得し、さらにナンバープレートから「どのエリアに住んでいるか(車の登録地)」という新たなデータを取得することの意味は計り知れません。これにより、企業はアプリ内での広告戦略だけでなく、チラシやポスターといったオフラインでの広告戦略にもParking Analyzer Futureから得た情報を活用することができます。
また同時に、Beaconがただのモバイルアプリ用ツールではないことがこれで証明されたといっていいでしょう。もちろん、顧客情報を得るには「アプリをダウンロードしてもらう」というハードルがあり、そのためにはエンドユーザー側にメリットのあるサービスを考えなくてはなりませんが、Beaconをトラッキングツールとして活用したマーケティングソリューションがこれからも開発されることに期待が寄せられます。

どの地域の広告戦略を強化すべきかなどの分析が可能になります

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